WH-CH730N は良くなったけど、22,000円なら少し待ちたい

ソニー WH-CH730N は前モデル WH-CH720N と同じ22,000円で始まり、再生時間が50時間に伸びて折りたためるようになった。ただ720N はいま14,364円まで下がっていて、LDAC 対応の Soundcore Space 2 も16,990円で買える。
ソニーの WH-CH730N は、3年半前に出た前モデル WH-CH720N と同じ22,000円で、9月18日に発売されます。その720N は、いま価格.com の最安で14,364円です。730N は再生時間が伸びて折りたためるようになりましたが、LDAC には対応しておらず、安く済ませたいのが一番の理由なら、もう少し待ったほうがいいと思います。
22,000円は、安いノイズキャンセリングの中では高いほう
WH-CH730N のソニーストア販売価格は22,000円(税込)で、市場想定価格も同じです。
| 機種 | いまの値段 | NC オン時の再生 | LDAC |
|---|---|---|---|
| WH-CH730N(9月18日発売) | 22,000円 | 50時間 | 非対応 |
| WH-CH720N(前モデル) | 14,364円 | 35時間 | 非対応 |
| Soundcore Space 2 | 16,990円 | 50時間 | 対応 |
見比べて気になるのは Soundcore Space 2 です。Anker が4月に出した Space 2 は16,990円で、ノイズキャンセリングオンで50時間再生でき、LDAC にも対応しています。再生時間は730N と同じで、値段は5,000円ほど安い。安いノイズキャンセリングヘッドホンの中心はすでに10,000円台の後半にあって、22,000円はそれより高い価格帯です。
ソニーの上位モデルでは、WH-1000XM6 がソニーストアで59,400円、実売では44,000円前後まで下がっています。730N は、10,000円台の機種と、実売40,000円台のフラッグシップのあいだに置かれた機種です。
前モデルと同じ値段で始まる
前モデルの WH-CH720N も、2023年3月の発売時はソニーストアで22,000円でした。3年半ぶりのモデルチェンジで、再生時間が15時間伸び、折りたためるようになって、値段は据え置きです。円安と値上げが続いたこの3年半を考えると、実質的には値下げだと思います。
ただ、その720N がいま14,364円まで下がっていることも無視できません。22,000円で始まった前モデルは、3年半で7,636円下がりました。730N が同じように下がるなら、1年後には10,000円台の後半、もっと待てば10,000円台の半ばになってもおかしくありません。すぐに通勤で使いたい、折りたためるものが欲しいという理由があるなら今買う意味はありますが、値段を優先するなら、発売直後の22,000円は割高です。
増えたのは、再生時間とたためることと、15g
連続再生はノイズキャンセリングオンで最大50時間、オフなら最大75時間で、720N の35時間/50時間から大きく伸びました。新しく折りたたみ構造が入り、ソニーは開いた状態から約40%小さく収納できると説明しています。
720N はハウジングが回るだけで、たためませんでした。そのかわり質量は192gから207gへ、15g増えています。カバンに入れて持ち歩く人にはたためるほうが便利ですが、一日じゅう着けっぱなしの人にとっては、わずかでも重くなる変化です。
ノイズキャンセリングは、フィードフォワードとフィードバックで計4つのマイクを使うデュアルノイズセンサーを引き継ぎ、フィードフォワードマイクの位置を見直して風の音を抑える構造が加わりました。外音取り込みは20段階、イコライザーは5バンドから10バンドに増えています。2台同時のマルチポイント、DSEE によるアップスケーリング、3.5mm の有線接続も使えます。
LDAC は無いのに、LC3 はある
730N の対応コーデックは SBC・AAC・LC3 で、LDAC には対応しません。720N も非対応だったので、ここは変わっていません。かわりに Bluetooth が Ver.5.2 から6.0 になり、LE Audio の LC3 が入りました。
Android で LDAC を選んで聴いている人にとっては、22,000円で LDAC が無いのは減点です。LDAC が欲しいだけなら、5,000円ほど安い Space 2 のほうが合っています。iPhone を使っている人は、そもそも LDAC を使えないので、この点は気にしなくて構いません。
LC3 は同じ音質をより少ないデータ量で送る規格で、電池の持ちと遅延の面で効いてきます。ただしスマホ側が LE Audio に対応していないと使えないので、今すぐ誰にでも効く機能ではありません。
730N、720N、Space 2 のどれにするか
たたんでカバンに入れて持ち歩き、充電の回数を減らしたくて、iPhone で聴くなら、730N は合っています。折りたためることと50時間の再生は、720N には無いものです。
Android で LDAC を使っているなら、Soundcore Space 2 のほうが合います。ノイズキャンセリングの効きそのものを最優先するなら、実売44,000円前後の WH-1000XM6 まで予算を上げたほうがよく、730N はその代わりにはなりません。安くて、そこそこ効けばいいなら、14,364円の720N で、たためないことと再生時間の短さを我慢できるかを考えてみてください。730N が欲しいけれど急がないなら、値下がりを待つのも手です。
出典
- WH-CH730N | ヘッドホン | ソニー
- WH-CH730N 主な仕様 | ソニー
- 個々のライフスタイルに寄り添うワイヤレスヘッドホン2機種を発売 | ニュースリリース | ソニー
- ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-CH730N」実機レビュー
- ヘッドバンド型ワイヤレスヘッドホン2機種「WH-CH720N」、「WH-CH520」を発売
- SONY WH-CH720N 価格比較・スペック - 価格.com
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- SONY WH-1000XM6 価格比較 - 価格.com
- サムネイル写真: Photo by Julio Lopez on Pexels