閉じた iPhone Duo は iPhone 18 Pro Max より幅が6mm広い

Smartphone displaying apps, notifications and time close-up indoors.

閉じた iPhone Duo は幅84.1×高さ117.8mm・厚さ11.3mm・254gで、iPhone 18 Pro Max より46mm背が低いのに幅は6mm広く、体積も重さもほとんど変わらない。外側の画面は iPhone 18 Pro より横に16%広くて縦に22%短いので、指の届く範囲と1行に入る文字数が入れ替わる。

Apple は iPhone Duo の発表文で「片手で快適に使用でき、ポケットに容易に収まります」と書いています。仕様ページで寸法を見ると、閉じたときの幅は84.1mm ありました。これまで一番幅の広い iPhone だった18 Pro Max が78.0mm なので、そこからさらに6.1mm 広い。親指がどこまで届くかを決めているのは高さより幅のほうなので、この6mm は片手で持ったときに一番効く場所に付いています。

高さのほうは逆に短くなります。閉じた Duo は117.8mm で、18 Pro Max より45.6mm、18 Pro より32.2mm 低い。ポケットからの飛び出し方と、座ったときに腿へ当たる感じは、この45mm で変わります。

短くなったぶんが、幅と厚みに移っている

高さ厚さ重さ
iPhone Duo(閉じた状態)84.1mm117.8mm11.3mm254g
iPhone 18 Pro71.9mm150.0mm8.75mm211g
iPhone 18 Pro Max78.0mm163.4mm8.75mm249g
Galaxy Z Fold8(閉じた状態)約82mm約124mm9.7mm201g

厚さは11.3mm で、18 Pro と Pro Max の8.75mm より2.55mm 厚い。外形を直方体として掛け算すると、閉じた Duo は約112cm³、18 Pro Max も約112cm³ になります。重さも254g と249g で5g しか違いません。閉じた iPhone Duo がポケットで占めるかさは、iPhone 18 Pro Max とほぼ同じです。長さが減ったぶん、幅と厚みが増えて元に戻っている、という数字の並びをしています。

これがポケットの中でどう出るかは、ポケットの形で違います。ジーンズの前ポケットなら、深さが余る代わりに幅と厚みで突っ張る。上着の内ポケットやシャツの胸ポケットなら、117.8mm は収まりますが254g が生地にぶら下がります。自分がよく使うポケットは、深さではなく口の広さのほうで見ておくといいと思います。

外側の画面は18 Pro より横に広くて縦が短い

Apple は外側ディスプレイを「iPhone 18 Pro のスクリーン領域の90パーセントの広さ」と説明しています。これは面積の話で、形まで9割似ているわけではありません。外側は5.4インチ・1,398×2,034ピクセル・460ppi、18 Pro は6.3インチ・1,206×2,622ピクセル・460ppi です。ppi が同じなので、表示領域の実寸に直すと Duo が約77×112mm、18 Pro が約67×145mm になります。横に16%広く、縦に22%短い。面積を計算すると89.9%で、Apple の言う90%とちょうど合います。

この形の違いは、片手で使うと両方向に出ます。画面の上端までは指が届きやすくなる。Pro Max を片手で持つと通知バナーや画面上部のボタンに届かないという不満がありますが、縦112mm ならその距離はずいぶん近い。代わりに画面の横幅が10.6mm 広がるので、親指の付け根から見て反対側の端が片側で5mm ほど遠くなります。Android Authority の実機レビューでは、左手で持ったときに右端のナビゲーションへ届きにくかったと書かれていました。

読める量も入れ替わります。同じ倍率で Web ページを開けば、1行に入る文字が16%増えて、画面に入る行数が22%減る。長い記事を閉じたまま読むなら、スクロールの回数が増えるぶん18 Pro より不利です。短い返信を打つだけなら、キーボードの横幅がそのまま押しやすさになるので、こちらは有利に働きます。

254g は重いのか

ASCII の実機レビューは254g を「ずっしりとした重さ」と書いていました。一方で Android Authority は、重さのほとんどが手のひらに集まるので重く感じたり扱いにくかったりはしない、としています。同じ数字に逆の感想が付いていますが、形を考えると両方が起きます。Pro Max のような縦に長い端末は、手からはみ出した部分の重さが手首にかかる。高さ117.8mm なら本体のほとんどが手のひらに乗るので、同じ254g でも手首への出方が変わります。ここは数字で決まらないところなので、店頭で持ってみるのが早いと思います。

閉じると横に広いのは Duo だけではない

Galaxy Z Fold8 は閉じると約82×124mm、厚さ9.7mm、201g です。幅は Duo の84.1mm とほとんど変わらず、高さは Fold8 のほうが6mm ほど高い。閉じたときに背が低くて横に広いという形そのものは、折りたたみ全体がそちらへ動いていて、Duo に固有のものではありません。

Duo が違うのは厚さと重さです。9.7mm・201g の Fold8 に対して、Duo は11.3mm・254g。53g と1.6mm の差は、ポケットの膨らみ方と、長く持ったときの手の疲れ方に出ます。Duo は開くと5.2mm まで薄くなりますが、ポケットに入っているあいだはずっと11.3mm のほうです。

手元の iPhone の幅で見当がつく

いま使っている iPhone を持って、親指が画面の反対側の端まで届いているかを確かめてみてください。18 Pro なら幅71.9mm、Pro Max なら78.0mm、17 や16 の標準モデルなら71〜72mm 前後です。84.1mm は、そこからさらに6〜12mm 広い。今ちょうど届くか届かないかの人は、閉じたまま片手で操作する使い方は諦めることになります。

予約は10月16日、販売は10月23日から、価格は364,800円です。閉じた状態を店頭で持てるのは発売日以降になるので、それまでは手元の端末の幅と、よく使うポケットの口の広さを測っておくくらいしかありません。36万円を払ってから幅で後悔するより、定規で84.1mm を確認しておきましょう。

出典

  1. iPhone Duo - 技術仕様(Apple 日本)
  2. Apple、iPhone Duo を発表(Apple Newsroom 日本)
  3. iPhone 18 Pro - 技術仕様(Apple 日本)
  4. 横折り世界最軽量201gの「Galaxy Z Fold8」発表(ケータイ Watch)
  5. iPhone Duo 実機に触ってきた!(ASCII.jp)
  6. I spent a few minutes with the iPhone Duo(Android Authority)
  7. iPhone Duo is thicker and heavier than basically every Android foldable(9to5Google)
  8. サムネイル写真: Photo by Evan Mahmud Shuvo on Pexels