iPhone Duo の AppleCare+ は、修理代が分かってから決めても間に合う

木の床に並べたノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどの Apple 製品

iPhone Duo の AppleCare+ は年29,800円で、iPhone 18 Pro の1.5倍。未加入のときの修理代はまだ公開されておらず、内側の画面の交換は150,000円前後からになりそうだ。加入は購入から30日以内なので、発売日に出る修理代を見てから決められる。

AppleCare+ の欄は、iPhone Duo の注文画面の最後に出てきます。ここで決めきれなくても困りません。AppleCare+ は購入から30日以内なら後から入れますし、未加入のときの修理代は、発売日の10月23日に公開される見込みだからです。

私は入るほうを勧めます。未加入で内側の画面を割ったときの請求額を、Apple がまだ公開していないからです。分からない金額を自分で抱えるか、2年で59,600円払って Apple に任せるかを選ぶことになります。

AppleCare+ は年29,800円。18 Pro の1.5倍

Duo の AppleCare+ は月払い2,980円、年払い29,800円です。同時に発表された iPhone 18 Pro / Pro Max は月1,940円、年19,400円なので、Duo はその1.54倍です。

iPhone DuoiPhone 18 Pro
AppleCare+ 月払い2,980円1,940円
AppleCare+ 年払い29,800円19,400円
本体 256GB364,800円219,800円

金額だけ見ると高いのですが、本体価格に対する割合では Duo のほうが低くなります。年払いの料金は、Duo が本体の8.2%、18 Pro が8.8%です。折りたたみだから上乗せされたというより、本体が高いぶん上がった値付けに見えます。

加入すると、画面または背面ガラスの損傷は1回3,700円、それ以外の事故による損傷は12,900円で直せます。修理の回数に上限はなく、盗難・紛失の補償は年2回まで、バッテリー交換に追加料金はかかりません。2026年7月に日本の AppleCare+ は整理され、盗難・紛失の付かない安いほうのプランは選べなくなったので、上の金額はすべて盗難・紛失プランの料金です。

未加入だといくらかかるのか、まだ分かっていない

Apple は保証対象外の修理料金を発売に合わせて公開するのが通例で、Duo の分はまだ出ていません。出るとすれば、発売日の10月23日です。

同時に発表された18 Pro の修理料金は、すでに公開されています。画面の修理が57,800円、背面ガラスが27,800円、両方まとめてなら72,600円です。バッテリーが22,800円、背面カメラが43,800円で、これらに当てはまらない「その他の損傷」が151,800円です。Pro Max はさらに少し高く、画面が64,800円、その他の損傷が160,800円です。

内側の7.6インチは、いくらになりそうか

手がかりの一つは、18 Pro の「その他の損傷」の151,800円です。基板ごと交換するのに近い扱いの金額で、iPhone の修理で請求される額の上のほうの目安になります。Duo で内側のディスプレイとヒンジをまとめて交換することになれば、これより安くなるとは考えにくいです。

他社の折りたたみにも例があります。Galaxy Z Fold7 では、EU での純正部品の価格として、内側のメインディスプレイが761ユーロ(約131,000円)、外側のカバーディスプレイが525ユーロ(約91,000円)と報じられました(2025年7月時点)。これは部品代だけで作業費は別ですし、日本の正規修理料金でもないので、そのまま Duo に当てはめることはできません。それでも、折りたたみの内側の画面には、部品代だけで130,000円前後かかる例があることは分かります。

Duo の内側は7.6インチで、Z Fold7 とほぼ同じ大きさです。内部にはチタンとカーボンのプレートが入り、ヒンジにはマグネットが仕込まれているので、交換のときに一緒に外す部品も増えます。私は、未加入での内側の交換は150,000円前後からと見ています。そうだとすると、AppleCare+ の2年分の59,600円は、1回の修理で元が取れます。

加入しても、割ったら3,700円とは限らない

AppleCare+ のサービス料は「画面または背面ガラスの損傷3,700円」と「その他の損傷12,900円」の2つですが、Duo の内側ディスプレイがどちらに当たるのかを Apple は書いていません。外側の5.4インチと内側の7.6インチで扱いが分かれるのかも分かりません。

差は9,200円なので、入るかどうかの判断が変わるほどではありません。ただ、何があっても3,700円で済むと思っていると、実際に割ったときに当てが外れるかもしれません。店頭で聞けるようになったら、確かめておくと安心です。

月払いと年払い

年払いの29,800円は、月払い2,980円のちょうど10か月分です。11か月以上使うなら年払いのほうが安く、2年なら59,600円と71,520円で、11,920円の差になります。

月払いのほうが安く済むのは、10か月以内に手放す場合だけです。買ってから半年ほどで次の機種に替えるつもりなら、月払いにして、手放すときに止めるほうが無駄がありません。1年以上使うつもりなら、年払いを選んでください。どちらも解約するまで自動で更新されるので、手放したら自分で止める必要があります。

入らなくてもいい人

AppleCare+ は掛け捨てなので、2年間なにも起きなければ59,600円は戻ってきません。それでも入らなくていいのは、ほかの補償で足りる人です。

一つは、すでに入っているスマホ保険で足りる場合です。汎用のスマホ保険は月700円ほどで複数台をまとめて補償できるかわりに、年間の補償上限が100,000〜150,000円あたりに設定されていることが多いです。18 Pro の画面の57,800円なら収まりますが、Duo の内側の交換が150,000円前後だとすると、上限を超えるか、収まっても1回で使い切ります。Duo をメインの端末として登録できるか、上限がいくらかを、契約中の保険の条件で確かめてから決めてください。

本体を法人名義で買う場合や、動産保険の付くカードで払う場合も、補償が重なります。条件を読んで足りると分かれば、AppleCare+ を外してもいいと思います。

修理代を見てから決める

Duo を受け取ったら、10月23日に公開される見込みの修理料金ページで、Duo の画面の交換と「その他の損傷」がいくらかを確かめてください。150,000円を超えていたら、入っておいたほうがいいと思います。下回っていたら、これまでスマホを何回落として、何回割ったかを思い出して決めてください。加入の期限は、購入から30日です。

出典

  1. AppleCare製品 - iPhone(Apple 日本 公式)
  2. iPhone Duo - 技術仕様(Apple 公式)
  3. Apple、iPhone 18 Pro と iPhone Duo の AppleCare+ 料金を公開(iPhone Mania)
  4. 【速報】iPhone Duo が発表〜税込364,800円で10月23日に発売(iPhone Mania)
  5. 「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から(ITmedia NEWS)
  6. AppleCare+が日本で拡大、新しい盗難・紛失に対する保証とプランのオプションが追加に(Apple ニュースルーム)
  7. Galaxy Z Fold7 と Z Flip7 のディスプレイ交換費用が判明(HelenTech)
  8. サービス内容(モバイル保険)
  9. サムネイル写真: Photo by Juairia Islam Shefa on Pexels